それでも俺は、ノートがいい

10年ほど前まで、小型モバイルノートは各社の戦略的商品の一つであった。例えば、東芝Librettoシリーズ、カシオFivaシリーズ、富士通ROOXシリーズ、WindowsCEであればsigmarionとか、MobileGearとか。そうそう、ウルトラマンPCことPC100シリーズもあったし、HP200LXとかもあった。

ここ数年、Winタブと言われる市場がホットである。Atomも3千番台シリーズになってから格段に速度が向上し、N270の頃とは比べ物にならない動きをする。省電力に優れ、C2DのUシリーズと同等の処理能力を誇るという。

そういう風潮も手伝ってか、最近のモバイルPC市場は下火になっているように感じる。高級機は残っているが、低価格帯はすっかりタブレットだ。タブレット+BTキーボード・マウスというのが、なうい構成なのだろうか。

そもそも、最近のナウい世代(=中高生)に至っては、PCを使わないらしい。スマホだけで全部済ます世代が出てきているという。QWERTYキーボードがついていない端末で一体何ができるのか不思議だが、確かに、器用におしゃれな写真や投稿をしているところを見ると、私より、スマフォを使いこなしていることに違いはないようだ。

さて、話を戻して、モバイルPCの話だ。風潮は変わってきているのかもしれないが、私はノートPCのにこだわりたい。できれば、800g台でお願いしたい。理由は大きく挙げて

  • キーボード・タッチパッドが付いている
  • バッテリが比較的持つ
  • フルサイズのUSB端子を備える
  • VGA端子やHDMI端子が省かれていない

などの理由が挙げられる。タブレットのほうがナウくていいのかもしれないが、持ち運ぶものが増える。面倒だ。
また、タッチパッドが使えないのも意外と面倒だ。マウスだとどこでもというわけには行かない。そして、多くの場合スタンドは自立せず、膝の上でさっと広げられない。

理想はVaioPシリーズに最新のAtomが載ることだ。実現しないだろうが、実現したらぜひ購入したい。