ReadyNAS 104を導入したらHDDが早速壊れた件

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NASが手狭になってきたしそろそろ新しい物を。ということでNASを新調することにした。ちょうどいいところに、友人が購入後数百時間で乗り換えた104が余っているというので、格安で譲っていただいた。(感謝しています。ありがとう)

セットアップ

物理的なセットアップは非常に簡単。HDDスロットに4本、HDDを差し込むだけで終了する。104はNAND Flash領域にOSを持っているため、某Bッファローや、Iまるデータみたいに、専用のHDDを用意する必要は全く無い。今回は予算の都合で、WD Blue を4台購入した。1件目の店で4台揃わなかったため、構成としては

  • WDEZRZRT3台
  • WDEZRZ-RT一台

の合計4台、8TBの構成となった。raid構成は、raid6とした。raid6は、パリティビットの領域としてディスク2台分を消費するため、HDDの故障2台までは対応が可能。

HDDの故障

導入後約一週間でHDDが故障した。初期不良と思われる。故障したのはWDEZRZ-RT、これだけ別店舗で購入したものであった。相性が悪かったのか。とりあえず、HDD自体は30日間初期不良対応で交換済みなので、ここでは、HDD故障に気が付きまで〜交換までをまとめる。

  1. NASからの不穏なメール
    ReadNASでは、管理用のメールを送信することが出来る。(SMTPサーバーの設定が必要)メールが送られてくるタイミングは色々変えられるが、電源のON,OFF時や、HDDのエラー発見時などに送られてくる。はじめ、NASから下記のようなメッセージが送信されてきた。

「Volume raid6 is Degraded.」

raid6というのは構築しているボリューム名。直訳だと、Volume raid6が劣化しているという感じになる。そして、間髪入れずにNASがからメールが届く。

「Detected increasing ATA error count: [221] on disk 3 (Internal) [WDC WD20EZRZ-00Z5HB0, WD-WCC4M1EUJPJP] 3 times in the past 30 days. This condition often indicates an impending failure. Be prepared to replace this disk to maintain data redundancy.」

disk3で、過去30日に3回エラーが出ているので、交換を推奨。という内容のメール。このエラー報告は何通も届き、届くたびにエラー数が増えていっていた為、HDD初期不良と判断。恐らく不良セクタだと思われる。

  1. 液晶画面の表示
    液晶画面にも、「Degraded」と表示される。液晶のバックライトが点滅し、わかりやすいようになっている。

  2. HDD交換
    HDD自体は、ホットスワップに対応しているため、電源を入れたまま抜き取ることが可能である。弟に依頼し購入店まで車を走らせ、代替品をゲット。セットアップ時と同様に装着する。

  3. リビルト
    リビルトは自動的に始まる。この時、NASのステータスはこのような感じになる

    予定リビルト所要時間が表示されていたので、参考に掲載する。

    44時間、ほぼ丸2日かかる計算になる。
    raid5だと、一つのraidアレイの故障から、芋づる式にraidが崩壊することが多いという。raid6のほうが、まだマシという某店員さんの言葉は本当だったのだなあと妙に納得。

  4. エラーログ
    NAS管理画面からエラーログが取得できたので掲載

  5. 感想

  • リビルトは自動なので、ユーザーが行うことは案外少なかった
  • HDDの初期不良は本当にあるので、注意すべきである。購入後適当な時間のエージングが必要と主張しているブログも存在する。確かにその必要性はあるかもしれない。