konaLinuxを使ってみる
konaLinuxを使ってみる
鳥人間時代に愛用していたCF-R5が転がっていたので、サーバーとして復活していた。VPNサーバーとして重宝していたが、CPUがCoreSoloU1300というロースペックであり、64bitカーネルが動作しない。このままだと64bit版のphpが使えない。
phpは基本的に64bit版を用いないと2GB以上のファイルが扱えない。再コンパイルすることで32bit版でも動作できるらしいがやり方がわからない。悩んでいると更に押入れから、大学で拾ってきた液晶潰れのHP Pavilion dv6 を発見しサーバーは交代した。
サーバー機としてすら見捨てられたCF-R5だが、捨てるのはもったいないので軽いLinuxディストリビューションを検討した。
CentOS6
まず検討したのはCentOS6の最小インストールだった。そこそこ軽かったがUIが微妙。ことあるごとに足りないパッケージを補わなければならないのもマイナスポイント
LinuxBean
Ubuntu系では最強に軽いLinuxBeanも検討した。(普段はよく採用するディストリだ)大学の先生でも難なく導入できる導入難易度の低さ、ウィザードに従っていればWineもChromeもFirefoxも、PDFリーダーも入ってしまうのはとてもお手軽。ただこいつもUIが微妙なので今回は別を検討する。
KonaLinux
国産の、珈琲好きが開発していると思われる。Debianベースで超軽い。現在の最新バージョンはdebian8ベースだが7ベースのKonaLinux2.3系が輪をかけて軽い。その中でもBlack版が最も軽い。起動直後の消費メモリは100MBを切っており、GoogleChromeを立ち上げた現在でも使用メモリは500MBを切っている。バケモノかと思うくらい軽い。おそらくPentiumIIIくらいのマシンでも快適に動作できると思われる。そしてUIが非常にオサレ。今回はKonaLinux2.3Blackを採用することにする。
インストール後に行ったこと
KoneLinux2.3は、標準では非PAE環境であるので、PAE環境であるので対応機(大体CoreSolo以降〜PentiumMはアウト)では、導入後PAEカーネルを導入することが必要だった。探せばdebian公式のガイダンスがあるのでそちらを参照。その他、LibreOfficeやGoogleChrome,定番のmozcやLibreOfficeなどを導入し、好き好きに仕立てれば完成か?特にChromeは、Chromeアプリの形でLineがインストール可能なので導入しておくと色々便利かも。
所管
一番重たいのはネットサーフィンだというのが皮肉だ。結局今の時代、オフラインマシンというのはほとんど意味がないので。ただし、KonaLinuxの軽量さは抜群なので、ちょっと前のスマフォ並の速度は出る。出先でちょっとメール返すくらいなら耐えられそう。自分の小さいカバンにすっぽり入るサイズがちょうどR5なので、サブ機として大事に使って行きたい。スクエア液晶も意外と使いやすい。