serverman@vpsが糞だったので、糞さを語る

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serverman@vpsを知っているだろうか。エントリープランで、公称メモリ1GB,ストレージ50GBを誇る、スペック的には割と使えそうなサーバーサービスのことである。月額500円くらいで維持可能なこのプランは、お金のないサンデー鯖管の避暑地のような価格設定である。しかし、世の中そんなに甘くなく、安いなりの理由があった。本日晴れて解約したため、その糞さを語っておこうかと思う。

ubuntu 16.04に非対応

serverman@vpsはOpenVZと呼ばれる仮想化方式を採用している。準仮想化と呼ばれるジャンルの仮想化方式であるOpenVZは、オーバーヘッドが少ない等のメリットはともかく、サーバーマシンとカーネルを共有するためカーネルアップデートができない。また基本的に運営側が用意したカスタム状態のISOを使用するしかないので、クリーンインストールは不可能などの欠点がある。で、ubuntu16.04に非対応と言うわけ。従って、apt-getで入るパッケージもだいぶ古めの物が多く面倒である。

CentOSはさらに面倒

initscriptsにバグがあり、うっかりアップデートすると外部接続不能になる。

メモリ1GBが保障されない

仕様上、ホストのメモリが不足すると、ゲストが使用できるメモリが制限される制限が存在する。従って、契約当初は快適であったが、同居人が増えるor行儀の悪い同居人が増えるに従い、使用可能メモリがどんどん減っていくと言った自体が発生する。

解約の原因

apache2でwordpressサイトを1つ立ち上げた直後から、sshでつなげないほどのメモリ不足が発生。立ち上げただけなのに。スワップ領域にスワップアウトしている様にも見えない。再インストールしても全く改善されない。等など、サービスとしての未熟さを感じたため解約を決意。移行先はconohaにした。非常に快適に使えている。