SuperSonic(SubSonicクローン)のインストール
先日愛用のiPod Classic 4thが故障してしまった。発売日は2004年位だったはずなのでよく持ったものだ。まあハードオフに転がっていたものをそのまま使っていただけだが。ストレージを変えればまだ使えるとは思うが、この辺でお役御免にしたい。そこで、あらたなプレーヤーを比較検討したがグッと来る製品はない。AppleはiPodClassicの生産をとうに終了していて最終モデルの新品はわけが分からんくらいプレミアが付いているし、walkmanは容量の割に割高で、外部ストレージと内部ストレージは別々に管理する仕様だという。そのへんなんとかならなかったのかよと思いつつ、発想変更。クラウド化で行こう。
サーバー上にmp3等の音楽データを貯めこみストリーミングするサービスは色々ある。WindowsやMac等のクライアントにサクッと導入できるものも昔はあった。Audiogalaxyだったような…。しかし、そういう便利系サービスは今無いみたいなので、Linux環境に導入できるものを探した。ホスティングマシンのスペックを下記に示す。
機種名 | CF-R5 |
---|---|
HDD | 160GB |
メモリ | 1.5GB |
CPU | Intel CoreSolo U1300 |
OS | CentOS6.7 |
楽曲ファイル容量 | 約45GB |
SubSonic
本家サイトはコレ。JAVAで実装してあるらしい。APIを持っており、クライアントアプリの開発が可能らしい。WEB上のUIはダサい。そして、リモートアクセスAPIを使うには課金が必要。月1$程度らしく、別に払ってもいいがいつサービスが消えるか分からんので却下。
Ampache
本家サイトはコレだと思う。機能的にはSubSonicと同じ。ただ、php+Mysql+Apache環境まあ要するにLAMPを整えなくてはならなくてめんどくさそう。以前トライした時は、大量のファイルを突っ込むと動作が不安定になった気が…
なお、両者のサービスを比較しているサイトが有り、参考にした。
http://bokuma.seesaa.net/article/353572052.html
SuperSonic
Subsonicのクローンらしい。ライセンス的には問題ないらしい。ホントかよ。GitHubにコードが公開されているのでビルドして使えってことなんかな。APIも本家SubSonicと完全互換っぽい。
https://github.com/Mach5/supersonic
導入
導入に関しても色々書こうかと思ったが、秀逸な記事を発見した
[http://lab.aratana.jp/entry/2015/01/14/181229]最後のコンパイルでエラーが出る.
[http://geek.3101.me/server/supersonic-on-centos7/]ここを参照して、最初からrpm-build入れておけばよかったようだ。
#インストール方法はhttp://lab.aratana.jp/entry/2015/01/14/181229
#を参照しているので、詳しくはそちらを見たほうがいいと思います。
リポジトリの追加(URLがx64版なのに注意)
rpm -ivh http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm
#JAVAとか入れる
yum -y install java-1.7.0-openjdk java-1.7.0-openjdk-devel
yum -y install ffmpeg flac faad2 lame vorbis-tools rpmlint
#rpm-buildを入れる、コレ入れないとビルドエラー
yum -y install rpm-build
#Supersonicもってくる
mkdir /usr/local/src/supersonic
cd /usr/local/src/supersonic
git clone https://github.com/Mach5/supersonic.git
#Apache Maven入れる。コレは一体何だ?勉強不足だ
cd /usr/local/src/supersonic
wget http://ftp.jaist.ac.jp/pub/apache/maven/maven-3/3.2.5/binaries/apache-maven-3.2.5-bin.tar.gz
tar zxvf apache-maven-3.2.5-bin.tar.gz
#Supersonicのビルド(元サイトではデプロイと書いてあるな…違いなんなんだ)
cd supersonic
#path通す
export PATH=$PATH:/usr/local/src/supersonic/apache-maven-3.2.5/bin
#ビルド
#各工程で結構待つことになる。合計で20〜30分はかかる
mvn -P full -pl subsonic-booter -am install
mvn -P full -pl subsonic-main -am install
mvn -P full -pl subsonic-installer-rpm -am install
#インストールして起動
cd subsonic-installer-rpm/target
rpm -ivh supersonic-4.7.beta1.rpm
chkconfig supersonic on
使用感
意外にさくさく動いている。所有している楽曲はおおよそ30GB位だが特に問題なく転送完了(この辺はryncをうまく使う)
楽曲コピー時、うまくいかない場合がある。どうやらSuperSonic(SubSonic)はファイルの更新日時を見ているらしい。タイムスタンプをいじらずコピーしなければならない。http://ryogan.org/blog/2012/11/01/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89-vps-%E3%81%AE-debian-squeeze-%E3%81%AB-subsonic-%E3%82%92%E5%B0%8E%E5%85%A5%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F/を参照すると、
rsync -arvz --no-t --delete --force --iconv=UTF8-MAC,UTF-8
でうまくいきそうだということがわかる…のだが、あまりうまく行っていない…。
Ampache入れようかな?